夏に着物を楽しみたい!でも、汗でベタベタ、暑さでぐったり……そんな経験ありませんか?
今回は「夏の着物の下に着るもの」に注目し、快適に過ごせる組み合わせを検証しました。伝統的なアイテムから最新の機能性素材まで、実際に着て感じたメリット・デメリットをご紹介します。
【基本知識】夏の着物の下に何を着る?
夏に着物を着る際、直接肌に着物を着るのはNG。汗が着物に染み込み、生地を傷めたり、着心地が悪くなったりするからです。そこで重要なのが「肌着」と「長襦袢(ながじゅばん)」。
検証①:定番の木綿肌着+麻の長襦袢
- 通気性:★★★★★
- 吸汗性:★★★★☆
- 乾きやすさ:★★★★★
- 快適度(猛暑日):★★★★☆
コメント:通気性抜群の麻素材はやっぱり夏に最強。特に麻の長襦袢はさらっとしていて汗をかいてもベタつかない。木綿肌着との組み合わせで、汗もよく吸収してくれる。ただし、肌着が厚手すぎると逆効果。
検証②:機能性インナー(ユニクロのエアリズムなど)+洗えるポリエステル長襦袢
- 通気性:★★★★☆
- 吸汗性:★★★★★
- 乾きやすさ:★★★★★
- 快適度(猛暑日):★★★★★
コメント:想像以上に快適!エアリズムなどの高機能インナーは汗をすばやく吸収・乾燥させるので、蒸れにくく涼しい。洗えるポリエステルの長襦袢との組み合わせでお手入れも簡単。見た目より機能を重視するなら◎。
検証③:和装用メッシュ肌着+袖なし長襦袢(夏用)
- 通気性:★★★★★
- 吸汗性:★★★☆☆
- 乾きやすさ:★★★★☆
- 快適度(猛暑日):★★★☆☆
コメント:メッシュタイプは風通しが良い反面、汗の吸収力が物足りない印象。汗っかきの人は下に薄手の吸汗インナーを一枚仕込むと快適性アップ。
おすすめの組み合わせとポイント
▶ 暑がりさんにはコレ!
エアリズム or 吸汗速乾インナー + ポリエステル長襦袢
→ 汗をかいてもすぐ乾く&軽くて涼しい。自宅で洗えるので日常使いにも。
▶ 見た目重視派にはコレ!
麻の長襦袢+綿の和装肌着
→ 涼やかな見た目と自然素材の快適さ。着心地も◎。
▶ 汗対策の工夫
- 脇汗パッド付きインナーを使う
- 腰回りにタオルを挟むと汗ジミ対策に
- 保冷剤を使った和装小物(帯枕や背中用の冷却パッドなど)もおすすめ
まとめ:快適な夏着物のカギは「下着選び」
下に何を着るかで、夏の着物ライフが大きく変わります。自分の体質やTPOに合わせて、最適な組み合わせを見つけてくださいね。暑い夏でも、工夫次第で着物は楽しめます!

