着物を美しく、そして快適に着るためには、いくつかの道具や小物が必要です。ここでは、それぞれの役割と一緒に紹介します。
1. 長襦袢(ながじゅばん)
• 役割:着物の下に着る肌着のようなもの。汗や皮脂から着物を守る。
• ポイント:半衿(はんえり)をつけておくと、衿元がきれいに見える。
2. 肌着・裾除け(はだぎ・すそよけ)
• 役割:肌に直接触れる下着。通気性・吸汗性のある素材が好ましい。
• 代用品:ワンピースタイプの和装スリップでもOK。
3. 腰紐(こしひも)
• 役割:着物や長襦袢を身体に固定するための紐。3~5本あると安心。
• 素材:モスリンやポリエステルなど。
4. 伊達締め(だてじめ)
• 役割:腰紐の上から締め、着崩れを防ぐ。1~2本使う。
• 素材:マジックテープ付きのものも便利。
5. 帯板(おびいた)
• 役割:帯の前面を平らに整える板状の小物。
• 種類:前に差し込むタイプと、ゴムで巻くタイプがある。
6. 帯枕(おびまくら)
• 役割:お太鼓(帯のふくらみ)をきれいに作るための枕。
• ポイント:ガーゼやカバーがついたものが肌に優しい。
7. コーリンベルト(着付けベルト)
• 役割:着物の衿合わせを固定し、美しいラインを保つ。
• 便利さ:初心者には特におすすめ。
8. 衿芯(えりしん)
• 役割:長襦袢の半衿に差し込み、衿をきれいに立たせる芯。
• 素材:プラスチックやナイロンなど。
9. 足袋(たび)
• 役割:足に履く和装用の靴下。白が基本。
• サイズ選び:ぴったり合うものを選ぶことが大事。
10. 草履(ぞうり)
• 役割:着物に合わせて履く和装用の履物。
• 注意点:足袋との相性を確認しておくと安心。
必要に応じて、次のような道具も便利です
• 和装ブラジャー:バストラインをなだらかに整える。
• 補整用タオルやパッド:体型を補整し、着崩れを防ぐ。
• 衣紋抜き:長襦袢の衣紋を美しく抜くための小物。
着物を自分で着るとなると、まず何が必要なんだ?と壁にぶつかりますよね。何をどこで買ったらよいのか?小さな疑問を1つ1つ、解決していきましょう。
