投稿日:2025年6月13日
半衿とは?
半衿(はんえり)は、長襦袢(ながじゅばん)の衿に縫い付けて使う布のことです。着物の衿元から見える部分で、顔まわりを明るく見せたり、着物の汚れを防ぐ役割があります。意外と目立つポイントなので、季節やTPOに合わせて選ぶとおしゃれ度がぐっとアップします。
季節による半衿の違い
- 春・秋:刺繍入りの半衿や綿素材、ちりめんなどが人気。柄物で季節感を出すのも◎。
- 夏:絽(ろ)や麻などの通気性の良い素材がおすすめ。白地で涼やかに見せるのが基本です。
- 冬:縮緬(ちりめん)やウール混、刺繍入りなど、温かみのある素材・色が好まれます。
フォーマルとカジュアルの違い
- フォーマル:白の塩瀬(しおぜ)など無地が基本。訪問着や留袖には白半衿が必須です。
- カジュアル:色柄物や刺繍入り、レース、柄布など、個性を出して楽しめます。小紋や紬、浴衣に合わせて選びましょう。
半衿が買えるお店

- 実店舗:
- 三越や高島屋などの呉服売り場
- きものやまと、鈴乃屋などの専門店
- 地元の和装小物店
- オンラインショップ:
- 楽天市場(「半衿」で検索)
- Yahoo!ショッピング、Amazon
- 和装小物専門のECサイト(例:京都きもの町、きもの阿波和)
半衿の予算感
- 無地のポリエステル製:500〜1,500円程度
- 刺繍入りやブランド物:2,000〜5,000円程度
- 正絹や手刺繍の高級品:10,000円以上
カジュアル用なら比較的安価で手に入りますが、フォーマル用や質にこだわる場合は、価格も上がります。使い分けるとコーディネートの幅が広がりますよ。
半衿は小さなアイテムですが、印象を大きく左右する大切なパーツです。季節感や場に合った選び方を楽しんでみてくださいね。
着物ライフがより楽しくなりますように。