
【基本の考え方】
着物と帯の組み合わせは、「格(格式)を合わせる」のが大前提。
たとえばフォーマルな着物にはフォーマルな帯を、カジュアルな着物にはカジュアルな帯を合わせます。
着物の種類 合わせる帯の例
振袖 - 袋帯
(豪華で格が高い)
訪問着 - 袋帯 or 名古屋帯
(セミフォーマル)
小紋 - 名古屋帯
(カジュアル-セミフォーマル)
浴衣 - 半幅帯(気軽な装い)
【おすすめコーディネート例】
1. 訪問着 × 袋帯
• 着物:淡いピンクや薄紫の訪問着(裾に花柄)
• 帯:金銀の入った上品な袋帯(唐草文や扇柄など)
• シーン:結婚式・入学式・パーティ
2. 小紋 × 名古屋帯
• 着物:モスグリーンの小紋(細かい葉柄)
• 帯:ベージュの名古屋帯に抽象模様(紅葉や流水)
• シーン:街歩き・観劇・ランチ会
3. 浴衣 × 半幅帯
• 浴衣:紺地に朝顔柄
• 帯:赤や黄色の無地の半幅帯、結び方は「文庫結び」
• シーン:夏祭り・花火大会・温泉旅館
【色合わせのポイント】
• 同系色でまとめる:初心者におすすめ。たとえば淡いピンクの着物にベージュや薄紫の帯。
• 反対色を効かせる:おしゃれ感が出る。たとえば青系の着物に山吹色の帯など。
• 帯揚げ・帯締めでアクセントを:全体がぼんやりしないように、1色だけ引き締めカラーを。
【初心者が失敗しないコツ】
1. TPOに合わせて格をそろえる
2. 着物と帯、どちらかを主役にする
3. 帯が派手なら着物は控えめに、逆も同様
4. 帯まわり(帯揚げ・帯締め)も忘れずにコーディネート
まとめ:まずは「格を合わせる」「色を3色以内に」から
着物と帯の合わせ方は最初は難しく感じるかもしれませんが、基本を押さえればぐっと楽になります。まずは「格を合わせる」「全体の色数をおさえる」「帯周りで遊ぶ」の3点を意識してみましょう。