浴衣に残った夏の思い出…匂いがついてしまった時の対処法

花火大会やお祭りの夜、浴衣を着て出かけると、それだけで特別な気分になりますよね。人混みの中を歩いたり、屋台のそばを通ったり…気づけば浴衣に煙や汗、食べ物の匂いがついてしまっていた、なんてこともあるかもしれません。

でも大丈夫。正しくケアすれば、浴衣はまた気持ちよく着ることができます。今回は、初心者さんにもわかりやすく、浴衣に匂いがついた時の対処法をお伝えします。

まずは匂いをチェック!軽い匂いなら風通しを

匂いが強くない場合は、すぐに洗濯しなくても大丈夫。まずは浴衣をハンガーにかけ、風通しの良い日陰で半日〜1日ほど陰干ししてみましょう。煙草や屋台の煙のような匂いなら、これだけでかなり軽減されます。

洗濯するときのポイント

汗や皮脂汚れが気になる場合は、やさしく洗濯してあげましょう。自宅で洗える木綿の浴衣であれば、以下の方法でお手入れできます。

  • 洗う前に:型崩れを防ぐため、帯や小物はすべて外して畳みます。
  • 洗濯ネットに入れる:大きめのネットに丁寧にたたんで入れます。
  • 洗剤選び:中性洗剤や、着物・おしゃれ着用の洗剤(例:エマールやアクロン)がおすすめ。
  • 洗濯コース:「ドライモード」「手洗いモード」など、やさしいコースを選びましょう。
  • 脱水は短めに:1分以内がおすすめ。しわになりにくくなります。

干し方にもひと工夫

洗った後は、形を整えてすぐに干すのがポイント。浴衣用の着物ハンガーがあればベストですが、なければ物干し竿に袖を通すように干してもOKです。直射日光は色あせの原因になるので、必ず日陰で風通しの良い場所に。

アイロンでピシッと仕上げ

乾いたら、必要に応じてアイロンをかけます。木綿の浴衣なら、中温〜高温で大丈夫。ただし、裏からあて布をしてかけると生地が傷みにくく、柄も守れます。

しまい方は?防虫対策も忘れずに

浴衣は、畳んで通気性の良い不織布の袋や和装用たとう紙に入れて保管します。湿気がこもらないよう除湿剤や防虫剤も一緒に入れておきましょう。ただし、防虫剤は浴衣に直接触れないようにしてくださいね。

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まとめ:浴衣を楽しんだあなたへ

浴衣を着てお出かけするのは、ちょっぴり勇気がいることかもしれません。着慣れていないと、帯の締め方ひとつに戸惑ったり、歩き方に気を遣ったり…でも、そのぶん得られる特別な気分や写真、思い出はきっとあなたの中に残るはずです。

匂いがついてしまったのは、浴衣で一日楽しんだ証拠。だからこそ、しっかりとケアして、また次の夏にも気持ちよく袖を通せるようにしておきましょう。

がんばって浴衣を着てお出かけしたあなたは本当に素敵です。どうか、自分の心意気を褒めてあげてくださいね。

また次の季節、浴衣を着る日が楽しみになりますように。

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